マカン・マラン
みなさんは読書すきですか?
自分は好きなんですが、なかなか時間の取れないときもあり、でも、雨の日に雨音を聞き、コーヒーを飲みながらの読書は至福の時です!
そんな自分ですが、今回は「マカン・マラン」を紹介していこうと思います。
あらすじ
路地裏に隠れるようにある服飾店は23時を過ぎると夜食カフェ「マカン・マラン(インドネシア語で夜食)」に。
そんなマカン・マランを舞台にその店主ドラッグクイーンのシャールを中心に繰り広げられるお話。
シャールさんがすごい!
まず、店主のシャールさんがすごい!
身長180センチを超える女装した男性、なんです!
決しておかまとは言ってはいけません!
ドラッグクイーンです!
でも、そんな彼女の1つ1つの言葉が落ち込んでいるとき、傷ついているとき、疲れているときに本当に心に響いてきます!
読んでいて、やるせなさや、理不尽さに憤りながら、そして、最後には心がほっこりするようなそんな物語。
みどころ
作者さんは人の痛みの書き方すごくうまくて、短編ではあるのに、すごい感情移入してしまいます!
登場人物はいろいろな悩みや憤りを感じ、そのカフェに導かれる、理不尽な毎日を戦い、傷つき、自己否定し、体を壊し、でも、そんな彼らをシャールさんの言葉と、優しい料理がぬくもりを与えてくれる。
解決するときもあるし、しないときもある、でも、そんでもいい、そんな気持ちにしてくれる本です。
何冊あるの?
1作目 マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ
2作目 女王さまの夜食カフェ マカン・マランふたたび
3作目 きまぐれな夜食カフェ マカン・マランみたび
4作目 さよならの夜食カフェ おしまい
最後に
この本は、
泣ける!
号泣!
という本ではないです。
ただただ、読んでいて優しく、温かい物語にじんわりと涙するという物語です。
自分は、ほっこりする本が好きなのでそういう系はいくつか読みましたが、
その中でも「東京すみっこごはん」と肩を並べるくらい好きなのがこの
「マカン・マラン」です!
心が疲れたときにぜひ読んでほしい!
この記事を読んで、少しでも興味を持ってもらえたらうれしいです!
きまぐれな夜食カフェ - マカン・マラン みたび (単行本)
- 作者: 古内一絵
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/11/18
- メディア: 単行本
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