十五夜って?
みなさん!今日は十五夜ですよ!
今日は朝からかなり肌寒く、風邪をひいている人とかもいるかな?
そういう自分も朝から頭痛が…笑
そして、ふとカレンダーを見たら、今日は十五夜ということに気づきました!
十五夜というと、お団子と、すすきと、月?くらいしか知らないことに気づき、
調べてみることにしました!
そこで、今回は十五夜について書いていきたいと思います!
十五夜ってなに?
まず、十五夜というのは「旧暦の毎月15日の夜」のことなんです。
月は満ち欠けを繰り返しますが、その周期がおおよそ15日周期で新月から、満月へそして満月から新月へと繰り返されています。
旧暦では新月を毎月1日としているので、15日はおおよそ満月になります。
そして、15日に見える月を「十五夜」と呼びます、ですから、満月ではなくても十五夜なんですねー!
ということで、実は十五夜とは毎月あることなんです。
中秋の名月?
みなさんは十五夜と聞くと、中秋の名月を思い浮かべる方もいると思います。
中秋の名月とは旧暦の8月15日に出る月のことなのです。
そして、中秋は旧暦での秋は7月8月9月を指しています。
その中で中秋に当たる8月の15日に見る月のことを中秋の名月と呼ぶようになりました。
そして、今日は9月の13日です。8月じゃないじゃん!という方もいると思いますが、旧暦と新暦はずれが生じるため、今日が中秋の名月、十五夜なのです。
なんですすき?
十五夜というと、すすきですよね?
これにも理由があり、すすきというのもはもともと、神様をお招きする依り代として供えられています。
依り代とは、神様が依り憑くもののことで、本来は稲穂が使われるらしいですが、この時期に稲穂が揃えられなかつた為、形が似ているすすきが使われるようになったとされています。
お団子は?
十五夜=お月見、そして、お団子ですよね。
もともとは、お団子ではなく、その時とれたイモ類や、豆類がお供えされていたようです、その後は五穀豊穣の感謝を込める意味でお米で作ったお団子もお備えられるようになりました。
そして、縁起がいいということで、丸い形、月を表している形、などの理由から丸くなったそうです。
月のウサギ
日本では月にウサギがいるといわれています。月に映るシルエットがウサギがお餅をついているように見えるからですね。
でも、実はそこにはインドのジャータカ神話というものが関係しているといわれています。
「昔々、あるところに、きつねうさぎ、さるの3匹が仲良く住んでいました。
3匹はいつも「なんで自分たちは獣の姿なのだろう?」
「前世で何か悪いことをしたからかな?」
「それなら、せめて今からでも人の役に立つことをしよう!」
と話し合っていました。
話を聞いた帝釈天は3匹に機会をあげようとおなかをすかせた老人に変身し、3匹の前に行きました。
その老人をみて3匹は
やっと人の役に立つことができる!と喜んで駆けていきました。
「さるは木に登って木の実を集め。」
「きつねは魚を採って。」
それぞれ来ましたが、
ウサギは何も集めることができませんでした。
そこでウサギは「もう一度探してくるから火を焚いて待っていてくれ」と言って再び探しにいきます。
でも、なにも集められず戻ってくると、きつねとさるに「役に立ててないじゃないか」と攻め立てられます。
するとウサギは「私には、食べ物を採る力がありません、ですから、どうぞ、私を食べてください」と言って火の中に飛び込み自分自身を老人に捧げました。
これをみた老人は
「お前たちの優しい気持ちはよく分かった。今度生まれ変わる時にはきっと人間にしよう。
でも、うさぎにはかわいそうなことをしてしまった。せめて月の中にウサギの姿を永遠に残してあげよう」
こうして、月にはウサギの姿が残ることになりました。
最後に
日本の習慣はたくさんありますが、知らないことがたくさんあり、少し調べているとへーって思うことがたくさんありますよね!
特に、日本はいろいろな国の物語や、神話も絡んできたりするので、本当に面白い国ですよね!
今回は、そんな十五夜について書いてみました!
これを読んで、少しでも興味をもってもらえたらと思います!