クビシメロマンチスト

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のんびり本が読みたいなー

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識

さて、ここでは「クビシメロマンチスト」について書いていきたいと思います!

クビシメロマンチストは「戯言シリーズ」の中の1つです、

ちなみに「クビキリサイクル」の次になりますね。

 

www.ypen.work

 

 

ちなみに、クビシメロマンチスト戯言シリーズの中でも1番面白いとの声もあるようです。

 

あらすじ

前作では、絶海の孤島でもある鴉の濡れ羽島が舞台となりましたが、

今回の舞台は、いーちゃんの生活の拠点でもある「京都」です。

 

大学に通ういーちゃんですが、学食で「キムチ丼大盛り、ごはん抜き」なんてストイックな1面を見せつつも(それってキムチだけじゃん?と突っ込みをされていました!笑

 

大学の知り合いと交友を深めていたところ、時を同じくして京都では

連続通り魔事件が世間を騒がせていました。

 

そんな事件の情報を聞きつつも生活をしていたいーちゃん、しかし

知り合いの家に呼ばれ朝起きたら首を絞めて死んでいる知り合いが…

 

その後、自分とよく似た人物に遭遇、彼は「」「コインの表と裏」など、

自分の対局であることを示しているようです。

そんな不思議な存在である殺人鬼「零崎 人識(ぜろさき ひとしき)」と出会います。

 

のちに、戯言遣いであるいーちゃんからは

 「人間失格」とも呼ばれ始めます。

 

そしてまた新たな殺人おきます。

京都連続通り魔事件と並行して行われるいーちゃんのそばで見つかる死体。

いーちゃんとどんな最後をみせるようでしょうか?

人殺しを許容できるのか

今回のクビシメロマンチストの芯ともいえる言葉、

それは「君は人殺しを許容できるのか」という言葉です。

 

そして、後程この言葉が出てくる時には、ぞくっとおぞけがするのではないでしょうか。

みたいなっ!

そして、クビシメロマンチストから西尾維新さんの特徴で「キャラクター小説」とも呼ばれるほどとなる、キャラクターが頭角を現し始めます!

 

クビシメロマンチストでは、口癖が特殊な女の子

「葵井巫女子 (あおいい みここ)」です!

ここでは、その口癖をいくつか…

 

「 《中学二年生にしてバンド結成、ただしメンバー全員ベース》みたいなっ!」

 

「《二人の作家の卵、片方は無精卵で片方からは硫黄の匂い》みたいな」

 

「《私服OKの一流進学校、なのに全員学生服》みたいなっ!」

最初見たときは「ん?」となりましたが、よくよく読むとなるほどー!

って思ってしまうんです。そんな元気な女の子みここちゃんです!笑

魅力

自分的に、クビシメロマンチストの魅力として、いーちゃんと殺人鬼、零崎人識との会話が特に印象に残っています。

 

この2人は、殺し合いをしたり、哲学的な会話をしたり、カラオケをしたり、

守ってもらったりと、すごく不思議な距離感の二人ですが、なんだかしっくりくる二人です。

 

ちなみに、口癖は「傑作だな」です。

本の最後で「戯言だけど」「傑作だな」のやりとりはすごくしんみりしてしまいます!

 

最後に

戯言シリーズ2作品目のクビシメロマンチストですが、最初本を見たとき、その分厚さに少し引きました!笑

 

正直、講談社ノベルのクビシメロマンチスト、分厚いです!

でも、読んでみると物足りないって感じるから不思議ですよね?

 

ぜひ、いーちゃんのストイックさに、人識のギャップに触れてみてはいかがですか?

 

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社文庫)

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社文庫)