神様のごちそう

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はじめに

神様のごちそうはもともとは、小説を読もうに連載されていた

小説になります。

 

暖かく、心温まる物語、そんな物語を今回は、紹介していきます。

神様のごちそう

神様のごちそう

 石田 空著。

マイナビ出版ファン文庫

あらすじ

夏目食堂の娘・梨花は、近所の神社でお腹を空かせた男を助けたことで

神様の料理番」に任命され、神隠しに遭う。

 

行き着いたのは「神域」といわれる神様の世界。

突然のことに混乱する梨花の前に現れたのは、

美しい神様・御先様(みさきさま)だった。

御先様に「おいしい」といわせるべく、愛らしい付喪神たちと共に

奮闘する梨花

 

徐々に神域の謎や御先様の悲しい過去も明らかになっていく。

見どころ

梨花がとにかく、優しく、頑張り屋でいい子です!

 

基本的には、いきなりさらわれてその場所で料理を作れ、となりますが、

まともな調味料もないところからスタートしますが、

 

少しでもおいしいものを、喜んでもらえるものをと、

必死に考え、その場でできる精一杯のことをしている姿は心温まります。

 

御先様がわかりにくい!

御先様は、信仰をしてくれる人が減り、力を失っている神様ですが、

とにかくそのやさしさがわかりにくいです。

 

本当はすごく人が好きで、いつも気にかけているのに、そのやさしさは

伝わりにくく、突き放すような言い方になってしまったり、

人を遠ざけるような言動もありますが、それは人を気づつけない

ことの裏返しとわかると、すごくやさしさにほんわかします。

付喪神がかわいい!

この物語には、いろいろな付喪神が出てきます。

かまどには、火の神がいて、調理に必要な火をつけたり、

火加減を調節してくれたり、ですが自分では動けないので、

チリトリに乗っての移動です。

そして、対価にまかないを求めます。

 

ころんは、コロポックル?小人?なんですが、

基本的には畑仕事をしていて、収穫や、荷物持ちを手伝ってくれます。

小さい子がちまちまと思いものを運んでいくのはなかなかにシュールです。

でも、まかないの為に頑張ってくれます。

そして行為動力

梨花は御先様の為に、おいしいごはんを作るために、

いろいろなところへ足を運び、食材を集めては料理していきます。

 

そんな梨花ですが、後々御先様が力を取り戻せるように、

信仰を集めることができないか?と考え始めます。

 

そして、現世に帰らせてほしい、と話をして、

現世で神社に人が集まるように、信仰が少しでも戻るようにと

奮闘します。

現在の神様のごちそう

現在は、全部で4冊刊行されています。

  • 神様のごちそう
  • 神様のごちそう 神在月の宴
  • 神様のごちそう 新年の祝い膳
  • 神様のごちそう 雨乞いの新撰

最後に

神様のごちそうは本屋さんで見つけましたが、

その表紙の絵の暖かさ、綺麗さがふと目に留まり、

表紙にひとめぼれして購入しました。

 

そして、その物語の暖かさや、料理の楽しさ、

人との関わり、最後の方は梨花を応援する気持ちでいっぱいに

なりました。

 

ぜひ、みなさんも、この物語を読んでみては?

 

神様のごちそう (マイナビ出版ファン文庫)

神様のごちそう (マイナビ出版ファン文庫)